社会福祉法人 上村鵠生会

私たちの想い

私たちは 〝自分自身や大切な人が入居しても良い〟 と思える施設を目指します。

例え幸せではなくても、寂しいことや辛いこと、悲しいことがなく、前を向いて過ごせる場所に。

その為にもっと大切なことはなにか。
自身が施設に身をゆだねる時、施設(職員)に一番求めたいことはなんだろうか。

生活しやすい設備
美味しいご飯
様々な取り組み

それらも大切だけど1番ではない。

何よりも施設(職員)に求めたいのは「私の気持ちを察し、優しくして欲しい」こと。
そうしてくれれば、日々が辛くなく穏やかに過ごせる。

そう考えます。

相手の立場(気持ち)を知ることで、すべてが変わります。
故、上村鵠生会では、以下2点を常に意識し続け、最良の場所であるよう心掛け続けて参ります。

心遣い

人は誰しも最期まで自立していたい。
しかし、誰しもが病気や事故、老衰などで生きて行くことへ多かれ少なかれ人の手助けが必要となります。
多少のことならまだしも、
・自分の排泄を人に見られる。
・入浴時に裸を見られる。
・お腹が空いても自分では口に運ぶことが出来ない。
・姿勢が辛くとも、自分では体を動かすことが出来ない。等々

どれだけ辛いことか。
どんなに悲しいことか。
その辛さを唯一軽減できるのが私たちの『笑顔』『言葉掛け』です。
幾ら技術が優秀でもそこに気遣う温かさがなければ機械と同じ。
ましてや、無感情な言動は心を引き裂く刃物にしかなりません。
笑顔の言葉掛けは〝薬〟です
辛い心を和らげる、なくてはならない大事な薬。
はじめからでなくても良い。
ぎこちなくても良い。
その大切さを忘れることなく、私たちは努力し続けます。

存在

存在を無視されることほど、悲しいことはありません。
・部屋に職員が入ってきてもまるで私がいないかのように振る舞う。
・椅子に座る私の前で、職員同士がそこに誰もいないかのようにお喋りをしている。
・無言で食事を置かれる。等々
自身が旅館やお店でそんな対応をされたら二度とそこへは訪れません。
私達には選ぶことが出来ます。
しかし、ご利用者には選ぶことが難しいのです。
私達を頼らざるを得ない。
私達は何時いかなる時も存在を認める『心遣い』を怠ってはなりません。
心遣いはどんなに忙しくとも出来ることばかり。
『目を合わせて微笑む、手を触る、お声掛けをする』
これだけでもご利用者は心に安らぎを感じて頂けます。
『私たちはいつも貴方の事を見ていますよ』
介護職としてもっとも大切な心掛けとします。

ご利用者様、職員ともに「上村鵠生会で良かった」
と思える場所を目指して参ります。