(-_-)言えない。
こんなデリケートなこと言えない。
言っては如何です。
けっして、
『人材紹介業者さん経由で転職を考えている方々。
どーして業者さん経由なの?
なぜに直接応募をしないの?
プロフィ‐ル的に〝あっ、お会いしたいなー♪〟なんて思っても、とてもとても紹介料なんてお支払いできません。
そんなお金があれば、ご利用者さんや職員さんが喜んでくれる意味ある使い方をしたい!
業者さんの紹介料は概ね年収の20%~30%。
払える払えないの問題ではなく、違和感を感じてなりません。
だけど、紹介業者さんを間に挟みたい気持ちもわかります。
良い施設もあれば、課題のある施設も。
就職してから後悔したくないし、直接だと聞きたいことも聞けないし、なんとなく腰が引けてしまう。
業者さんを介在すれば、自身の替わりに様々なことを聞いてくれ、望む勤務形態等に配慮してくれた施設を探してくれる。
業者さんに自身を売り込んで貰える。
だから紹介業者さんへ登録しよう。
わかる(。-_-。)
凄くわかる。
だけど、それで良いのでしょうか?
今やいずこの介護保険事業所も運営が厳しい。
共通の悩みが人手不足。
故、人材確保に要す施設経費は誰もが聞いてびっくり腰を抜かすほどではないでしょうか。
業者さん介在無く、直接応募が当然となれば、日本全国多くの事業所が経営改善/安定します。
間違いなし。
そして、ご利用者さんの生活レベル向上や職員さんの待遇向上(給与アップ!)
その余力は間違いなく生まれる。
ともなれば、介護職を志す人も増えるのではないでしょうか。
そのあるべきサイクルが切れ切れとなり、あいだに業者さん。
国民の血税たる介護保険料がそこへ多く流れてゆきます。
乾ききった土壌に乏しい水を注ぎ続ける様な悲しさ。
土地に少しでも保水力があれば、少しづつ土地は肥え、新たな芽が生まれ、実りも。
魅力的な土地になれば、新たな仲間も増え、皆が安心して暮らせる場所に。
そのあるべきサイクルが途絶えている。
乾いた土壌は大切な水を延々と飲み込み続けるだけ。
なにも生まれない。
それどころか、通過した水はご利用者さんや職員さんに無縁な場所へ流れ、そこの土地を肥えさせるだけに。
施設側は大切な水を注ぎ続け得られたものには大きく、過剰に期待します。
どうか、期待通りでありますようにと。
本来、大切な人達を潤すべき水を我慢し注いでいる水。
祈る気持ちです。
ほんとはゆっくり、ゆっくり成長を見守りたい。
だけど、ここまで身を削り、水を注いできたのだからすぐに熟して欲しい。
だって、之だけの水を注いだんだもの。
熟すのを待つ気持ちが生まれない。
すぐに熟すものだと思っているから、熟すのが遅い、熟さないとなればその失望感は果てしなく大きい。
これが施設全般の気持ちではないでしょうか。
立場を変えたら、この気持ち、ご理解頂けないかな?
紹介経由で介護職を考えている方々。
どうか、どうかご自身で施設へTELしてください。
介護業界の向上は、すべてそこからスタート。
多くの方があるべきスタートをしてくれたら、この業界は激変します。
関わる人すべてを潤す余力が生まれます。
介護職を生涯の仕事と真剣に考えている方。
自身でドアを叩いてください。
誰も介在することなく、自身の耳目で見渡してください。
そして多くの施設を見てください。
特養を希望するなら、少なくても3カ所以上は見学し、比較評価をしてください。
目を肥やす。
施設の良し悪しは第三者の評価ではわかる訳がありません。
自分自身。
紹介を否定する訳ではない。
唯、介護職と言う繊細な業界に於いては違和感を感じてやみません。
なぜ、紹介を頼るのですか?』
(゚д゚)はっ!言ってしまった!!
紹介業者さん、ほんとにスミマセン・・