ご心配お掛け致します。

19（火）現在、陽性者5名の状況をご報告致します。

 

〖ご利用者〗1名

13（水）陽性確定、14（木）藤沢市民病院へ入院。

病状安定し、23（土）前後に退院予定となっております（良かったです・・）

帰園後は引き続き、個室対応/N95＋フェイスシールド/ガウン等の感染体制で最大限のケアを行わせて頂きます（経過観察期間+α）

尚、発熱の為、抗原+PCR検査を実施したお二人はともに「陰性」でした。

 

〖職員〗4名

・Aさん

起算日より観察期間終了し、県より復職可の指示。

発症数日は頭痛や嘔吐感、発熱症状が見られましたが、次第に落ち着き全快。

本日より、万が一に備えた感染予防体制での復職となります。

・Bさん

無症状でしたが、次第に発熱症状が強く生じ、一時期は入院の必要性も生じましたが、現在は自宅療養中。

・Cさん

同様に無症状でしたが、一時期、頭痛と嘔吐感。

現在、味覚障害が生じている以外に症状無し。

県より、観察期間終了後より就業可の指示（来週半ば予定）

・Dさん

無症状。

観察期間終了後より就業可の指示（来週予定）

 

以上となっております。

いずれの方にしても、復職＝安全とは考えず、体調把握に努め、「サージカル+フェイスシールド」「接触時間の少ないケア」とし、中期視点での経過観察をして参ります。

 

尚、いずれの方も公私ともに感染防止へ懸命に務めていました。

第一波の際より、公共交通機関での通勤を控え、自転車通勤へ。

趣味を控え、生活領域を制限し、唯々、自らがご利用者への感染源にならないよう心掛けてきてくれました。

しかし、これだけ自身を律し、万全を尽くしても何某かの経路で感染してしまう。

 

4人とも連絡する度に帰ってくる言葉は謝罪。

「ご利用者さん方は大丈夫ですか・・？」

「私のせいでみんなに迷惑をかけてしまって・・」

「ごめんなさい、ごめんなさい・・」

等。

 

心が苦しくなります。

返す言葉に詰まります。

体が病むだけでなく、心までが自責の念で病んでしまいそうで可哀そうです。

 

時世、200人近い人がPCR検査をすれば数％は無症状感染の人がいても不思議ではありません。

感染予防を怠ったうえでの感染は論外。

しかし、これだけ職業意識を高く持ち、日々感染防止に努めていた人たちが「私のせいで・・」と辛い気持ちにさせてしまう〝コロナ〟という病気に怒りを感じてやみません。

 

又、ご利用者にとって施設で過ごす時間は人生に於ける大切な大切な時間。

ご家族や職員と過ごす時間を少しでも増やし、心あったかな気持ちで過ごして頂きたい。

人のぬくもりをいっーぱい感じて頂きたい。

しかし、ご利用者への感染を防ぐ為、「面会謝絶」「個室ケア」「濃厚接触を避ける為の短時間ケア」などをせざる得ない実情。

感情を優先してしまえば、感染爆発の引き金になってしまう。

命が失われる恐れ。

しかし、今のままでは命に等しい大切なものを失いかねない（失いつつある）

 

切なすぎます。

ご利用者の気持ちは・・

職員の気持ちは・・

 

関野記念に於ける第一波。

しかし、次の波はすぐに来るやも知れません。

唯、皆で培ってきた有事マニュアルが即応で始動出来ることを、絵にかいた餅のマニュアルではなく、迷いなく即応できる体制であることを確認出来ました。

防ぐことがなによりも大切。

しかし、同様に大切なのは防げなかった際、誰もが冷静に躊躇なく感染拡大防止体制を始動できるか。

関野記念は得難い仲間に恵まれました。

 

正直、辛い期間ですが、得られる大切なこともたくさん。

一波の経験、ご利用者と職員を守る糧とします。

 

-ご家族、関係者の皆様-

日々、励ましてくださり心より感謝申し上げます。

ご心配お掛けしているにもかかわらず、職員のことを気にかけて頂け、嬉しく、ありがたく、涙が出ます。

皆で頑張ります。

頑張り続けます。

感謝。

 

施設長　渡邊