オミクロン急速拡大に基づき、面会のあり様について検討させて頂きました。
結果、先だって、冬期対策として「窓越し面会(モシモシホン)」から「玄関面会(パーテーションにより完全区画)」へ変更させて頂きましたが、今再び、本日より「窓越し面会」の形に戻らせて頂きますことお願い申し上げます。
又、医師見解に基づく「居室面会」も継続しつつ制限を高めさせて頂きます。
心よりお詫び申し上げます。
オミクロン、重症度は低いと言われておりますが、それはあくまでも健康な方にとってであり、多くの疾患等や老衰による体力低下のなかで懸命に頑張っておられる高齢方々にとっては、デルタ同様に命を脅かす危険なウイルスです。
又、感染分母が増えれば、重症率や死亡率も増加するだけでなく、既にデルタ+オミクロンの更なる変異ウイルスも。
今後、致死性ウイルスに変異する可能性も十二分に考えられます。
様々なご意見があることは承知しております
「命を預かる施設とし、すべてのリスクを抑える為、すべての接点を断つべきではないか」
「形はどうであれ、継続したが故にクラスターが生じたらどうするのか」
「軽症と見解がでている以上、再び面会に制限を入れるなどは過剰反応では無いか」
「デルタと異なり、社会はコロナとの共存を模索しているのに扉を閉じてばかりで良いのか」
「緊急事態宣言も蔓延防止もでていないのに?」等々。
それら踏まえたうえで、施設として成すべきことは、「形は変わろうとも、出来得る限りの安全を担保したうえで直接面会を継続する」ことが重要と判断させて頂きました。
デルタ株の際はすべてを停止し、皆で殻に閉じこもりました。
施設とし、感染リスクを断ち切ることを第一に。
しかし、その際、多くのご利用者さんの心に埋めようのない大きな穴が生じていました。
大切な人に逢えないということが、どれだけ辛いか切ないかを切実に感じました。
気力を奪うことを目の当たりにしました。
だから、面会禁止には出来ません。
してはならない。
禁止にしたら感染はしなくとも、心に空いた穴から気力や様々な気持ちが失われてしまいます。
コロナには感染しなくとも、人として、生きるうえで大切な大切な何かが失われています。
継続したい。
しなければならないと信じています。
そこで、下記ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
●【窓越し面会】
玄関内パーテーション面会より、従前の「窓越しモシモシホン面会」に再変更とさせて頂きます。
縁者の皆様には再び寒い想いをさせてしまいますが申し訳ございません。
どうか防寒対策をしっかりと(ひざ掛けはご用意しております)
尚、窓越しが故に空気的な接点が皆無であることから、それ以上の制約はございません。
但、ご利用者さんの体力や次面会者、付き添い職員の確保事情等により15分内までとさせて頂きますことご了承ください。
●【医師見解に基づく居室面会】
フロアに入る形となりますが、大切な守るべき機会、続けていきたいです。
故、改めて下記確認を必ずお願い致します。
①ワクチン2回接種済
②体調(過去5日間、風邪的な疑うべき症状は無かったか)
③行動履歴(過去5日間、感染拡大地域へ行っていないか)
④周辺状況(過去5日間、家庭・会社等で接する人たちに疑うべき症状は無かったか)
上記4点のうえ、玄関での手洗い嗽、消毒、検温で入館願います。
居室面会時は、
①フェイスシールド(事務所でお渡し致します、施設内では装着)+マスク
②10分内、2名まで(それ以上の場合は施設外でお待ちいただいたうえでの交代制)
③会話は出来るだけお控えください(申し訳ありません…)
※手を握る、体に触れる等の際は使い捨て手袋をご持参ください。
尚、施設内で感染が確認された場合は、窓越し/居室面会ともに即時停止となりますことご了承ください。
職員一同、公私ともに自身が感染源とならないよう懸命に努めていることから、本来であれば「大丈夫です、ご安心してください」とお伝えしたいのですが、目に見えないウイルス、人が人に接する仕事が故に防ぎ切るのは難しいと考えています。
万が一、施設内感染が生じた際は速やかに感染対応体制へ切り替え、昨年同様の早期制圧を心掛けて参ります。
ご心配と寂しい想いばかりお掛けし、心よりお詫び申し上げます。
一日でも早く、逢いたい人に逢えるのが当り前だった日々が戻りますことを心より願います。