藤沢市では市内13地区それぞれで、いきいきサポートセンター主催で「地域ケア会議」というものを開催しています。

「地域ケア会議」では、地域のケアマネジャーやいきいきサポートセンターでかかわっている利用者さんの個別事例をもとに、その方が今後いかに自立した生活が過ごせるか、またその個別の事例を通して地域の課題を抽出して話し合ったりしています。

 会議には助言者として、医師、歯科医師、薬剤師、栄養士、理学療法士または作業療法士、コミュニティソーシャルワーカーの方々に出席していただき、それぞれの専門の視点で助言や意見交換がなされます。

 今回、鵠沼南いきいきサポートセンターの担当地区の事例は、高齢夫婦世帯のケースでした。夫婦で支え合って生活していてどちらかが欠けると共倒れ。緊急時や災害時の対応を日ごろから不安に思っている方の事例でした。

 いかに今の健康状態を維持していくかについての助言や、病状等からの今後のリスクに対する助言、在宅生活のリスクを意識し在宅生活のボーダーラインを決めることも必要なのでは?災害時の地域の防災、支えあにも限界があるなどといった地域課題についての意見などが交わされました。