11月3日(金)先のブログで案内した鵠沼在住の谷光章監督の作品『99歳 母と暮らせば』の上映会を行いました。
当日は70名ほどの方が来場していただきありがとうございました。
映画には着替え、排泄の介助、食事の用意、移乗介助といった日常的な介護に加え、介護現場あらあるの、排泄失敗、ベッドからの転落、幻覚による発言、デイケアに行きたがらないなどのハプニングの場面も多々出てきます。
谷光監督が献身的に99歳のお母さまを介護されているありのままの姿を見ることができます。関西出身というわけではないのかもしれないのですが、99歳のお母さま、谷水監督のやり取りがまるで漫才を見ているかのようにテンポよく、大変なはずの介護も笑いありの和やかな雰囲気で進んでいきます。上映中は会場からもクスッとした笑い声や、時折皆で爆笑しそうになったりするほどでした。
長年、ケアマネジャー、いきいきサポートセンターの職員として様々な家庭の介護の現場を見てきていますが、家族や親子関係はそれぞれの歴史や文化があり多様で、谷水監督親子のような介護(会話のやり取り)を真似することはできませんが、介護される人に寄り添う気持ちの大切さなど学ぶことの多い映画だと思います。
介護をしている方、介護を終えた方はとより、まだ介護のことを知らない方にも是非見てもらいたい作品です。