○さん。
大正9年生まれ。
御年101歳の方です。
戦争など苦難な時代を一生懸命に生き、頑張り続け、今は関野記念で大切な大切な時をお過ごし頂いています。
・・徐々に食も細くなり、お粥も喉を通らず、ミキサー粥に。
自らお箸を取られることもなく、食に対する気持ちが失われつつある状態。
誰もが心配。
そんな際、管理栄養士さんが○さんに聞きました。
栄「○さん、お米をミキサーでなめらかにしたから食べやすいよ」「少しでも良いからね」
〇さん「…ミキサーはお米じゃないよ」
栄「なにが食べたい?」
〇さん「米粒が食べたい」
その気持ちを知った職員さん方々は〝○さんの気持ちを叶えよう!〟と手分けして即行動へ。
夜勤明けの職員、出勤前の職員が土鍋や香の物を準備。
固形物のリスクも検証。
介護、栄養、看護が「この大切な時だからこそ、○さんの気持ちを今すぐに叶えて差し上げたい」と〝( ゚Д゚)あっ!〟と言う間に準備。
・・・・
土鍋の蓋を開けた際の香り。
炊きたての粒立ち白米。
香の物。
香りをかがれた瞬間、○さんの表情が驚き、そして柔らかく、優しく、微笑みに。
そしてアツアツ土鍋に手を伸ばし、自ら箸を取り、目を閉じ香りを確認されています。
けして多くは食べられません。
だけど、自ら懸命に口へ運び、咀嚼し、味わい、「ほぅ~・・( ˘ω˘ )」と満足の吐息。
良かった。
ほんとに良かったです。
「米粒が食べたい」
一言。
その一言に即行動をしてくれた職員方々に心の底から感謝。
ほんとにありがとうございます。
・・脱線する話となりますが、恥ずかしながら色々あり、気持ちの凹みがちな日々が続いております(-_-;)イロイロアルモンデスネー
しかし、今日、この時間に立ち会わせて頂き、改めて介護と言う仕事の尊さ、素晴らしさに気が付きました(わかっていましたが改めてね)
限りある時間をお過ごし頂いている方々。
その方々の気持ちを汲み、懸命に努力し続ける尊敬できる仲間。
凹んでなんていられません。
進まなきゃ。
関野記念、みんなで今日も頑張っています!ヽ(^。^)ノヤッテヤルー